アイデアの良い人は世の中にたくんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない(ソニー創業者 故盛田昭夫氏のことば)
町内会に新たな息吹を吹き込む
人口減少・少子高齢化が急速に進む小樽市では、町内会の高齢化や担い手不足によって、町内会活動が縮小や廃止を余儀なくされることで、住民同士が顔を合わせる機会や交流も少なくなり、いざという時に欠かせない「共助」に不安を抱えています。
私たちは、こうした地域コミュニティの衰退や崩壊に危機感を覚え、現状を食い止めて改善すべく、大学生がカンフル剤となって中高生や子育て世代を巻き込んで小樽市の町内会を活性化して地域コミュニティを再構築しようと挑戦しています。
札幌学院大学
まちおこし研究会
活動の主役たちです。
小樽市でボランティア活動を行う大学公認のサークルです。
札幌学院大学
キャリアデザイン演習
まちおこし研究会のほとんどが、受講しました。
授業で学んだことを町内会の活性化に生かしています。
01
地域いきいきプロジェクト
未就学児童から中高生までを対象に、町会や学校と協力して地域の絆を育むイベントや行事を企画・運営します。子育て世代を巻き込むことで、子どもから高齢者までの多くの世代が関わりを持って「いきいき」と生活できる持続可能な地域コミュニティの構築に挑戦するプロジェクトです。
02
スマホ教室 in 小樽の町内会
携帯キャリアの店員ではなく大学生が講師になることで、高齢者が勧誘の心配することなく気軽に参加できます。大学生を含めたLINEグループで繋がることで、継続してスマホの操作や悩みや不審メールの対応などの問い合せが可能になります。また、スマホ教室を通じて親しくなった町内会が地域いきいきプロジェクトに参加する事例も増えています。
03
キャリア教育ふるさと教育
大学生が中学校を訪問し、総合的な学習の時間に実施する出張授業です。まちおこし研究会の活動を紹介した後に、中学生が主体的に地域の課題を解決するアイディアを発出し、提案としてまとめて発表するワークショップを行います。中学生にとっては、近い将来の「自分のイメージ」を重ねられる大学生との交流が、彼らにとって貴重なキャリア教育の時間になっていることを実感してます。
04
国際スポーツ雪かき選手権
2014年から小樽市で始まった活動です。高齢化と空き家の増加が進み、冬季間の生活路の確保ができなくなった町内会において、代わりに若者が地域の生活路を雪かきするイベントです。単にボランティアとして雪かきするだけではなく、ルールを定めスポーツとして競い合えるように工夫したことで地域に住む多くの中高生を集めることで成功しています。まちおこし研究会の大学生が主体となって、小樽市内の町内会に赴き、多くの中高校生や若者を集めて。