国際スポーツ雪かき選手権は、2014 年に高齢化によって深刻化する除雪問題を解決したいという想いから始まりました。
まちおこし研究会は、社会人を含む国際スポーツ雪かき選手権実行委員会の一員として大会の企画・準備・運営を担っています。
この活動を通じて地域の子供たちが高齢者の雪かきを支援する「共助による雪かき」の体制を構築することで地域コミュニティの活性化を目指して活動しています。
令和2年度に小樽市が実施した「しあわせな地域づくりワークショップ」に参加した市民の意見から、若者を町会活動に取り込めずに衰退する町内会と、町会活動に参加したくても情報を取得できずに困っている若者との間に存在するデジタルデバイド(digital divide)を解消することが、地域コミュニティの活性化には必須と判断しました。
若者と高齢者がスマホ教室による交流を通じて、気軽に連絡を取り合える関係を構築するとともに、高齢者にスマホを通じて対話できるスキルを身に着けさせることで、高齢者から若者への情報発信が容易になり、若者の町会活動やまちづくり活動への参加を促進することに繋がります。
まちおこし研究会の活動はすべて地域コミュニティの活性化を目的としています。将来の地域を担う子供たちに、地域の課題に気付き主体的に解決しようとする意識を持って行動してもらいたいと願い、中学校を訪問してふるさと教育・キャリア教育を実施しています。
大学生がまちおこし研究会の活動のなかから、国際スポーツ雪かき選手権やスマホ教室を紹介した後に、中学生がグループに分かれてJamboardを使ったワークショップで課題を解決するためのアイディアを話し合い、最後に発表するプログラムを実施しています。
令和5年度は小樽市立松ヶ枝中学校の1、2年生、小樽市立潮見台中学校の1年生を対象に実施しました。
令和4年から小樽市内において屋外にてカフェを出店しています。メニュー開発から販売管理までをすべて学生が主体となって企画・運営しています。経営を学ぶ機会として貴重な経験になると同時に、地域コミュニティの交流促進にも貢献しています。
令和6年は小樽市松ヶ枝町にて開催されたマツガエベースに出店するとともに、子供向けの縁日では輪投げ・型抜き・くじ引きの運営を通じて町内会を支援することができました。